資格の数だけ時給が上がる国で、シンママの私が見返した 【第3話】 ママも今日から一年生

「資格って何から取ればいいと思いますか」——佳代の勧めは簿記だった。

美咲が佳代に最初に取るべき資格を相談するシーンの漫画 佳代が簿記を勧め「資格は逃げない」と励ますシーンの漫画 「やった分は国が数えてくれる」と佳代が背中を押すシーンの漫画
「できるかはあの人が決めることじゃない」と決意するシーンの漫画 娘の陽葵が「ママもおべんきょう?」と机をのぞくシーンの漫画 「ママも今日から一年生」と娘に笑いかけるシーンの漫画
先ぱいの陽葵におやすみを言い机に向かうシーンの漫画 中古の簿記テキストが最初から理解できないシーンの漫画 由佳の笑い声を思い出し目が冴えて勉強を続けるシーンの漫画 小さな机がいつか親戚を見返す場所になると誓うシーンの漫画
次の話へ 【第4話】 給食費が払えない夜 2月、給食費が口座から引き落とせなかったという学校の手紙が届く。

資格の数だけ時給が上がる国で、シンママの私が見返した 【第3話】 ママも今日から一年生 のあらすじ

「資格って何から取ればいいと思いますか」——佳代の勧めは簿記だった。勉強は高校ぶり、できるだろうかと不安がる美咲に、佳代は「できるかじゃなくて、やるの。やった分は国が数えてくれる」と背中を押す。その夜、娘の陽葵を寝かせてから古い机に向かい、中古の簿記テキストを開いた。最初のページからちんぷんかんぷん。それでも由佳の笑い声を思い出すと不思議と目が冴えた。この小さな机が、いつか親戚を見返す場所になる——だが2月、一通の手紙が美咲を追い詰める。

ここまでのあらすじ(第1話〜3話)

【第1話】 正月に笑われた私 正月の親戚の集まりで、シングルマザーの橋本美咲は従姉の由佳に「子ども抱えて借金って、一生底辺だね」と嘲笑されていた。借金の額、もらえていない養育費——由佳は皆の前で容赦なく切り込み、大人たちは笑うだけで誰も止めない。娘・陽葵の親戚づきあいを守るため、美咲は下を向いて耐える。だがこの借金の半分は、そもそも美咲のものではなかった。話は1年前、金にだらしない夫・拓也との日々にさかのぼる。

【第2話】 時給が上がる法律 「離婚してください。陽葵はわたしが育てます」——夫は借金の半分と6歳の娘を残して消えた。もう男には頼らない、自分で稼いで育てると決めた美咲だが、正月の席では由佳に「高卒で資格なし、あなたにできる仕事なんてない」と夢を見るなと突き放される。悔しさに震えた3日後、パート先の店長・佳代から驚きの話を聞く。この国には、資格を1つ取るたび最低時給が150円自動で上がる法律がある——美咲の武器が、見つかった。

【第3話】 ママも今日から一年生 「資格って何から取ればいいと思いますか」——佳代の勧めは簿記だった。勉強は高校ぶり、できるだろうかと不安がる美咲に、佳代は「できるかじゃなくて、やるの。やった分は国が数えてくれる」と背中を押す。その夜、娘の陽葵を寝かせてから古い机に向かい、中古の簿記テキストを開いた。最初のページからちんぷんかんぷん。それでも由佳の笑い声を思い出すと不思議と目が冴えた。この小さな机が、いつか親戚を見返す場所になる——だが2月、一通の手紙が美咲を追い詰める。

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