退職金の半分はもう私のものです 【第2話】 奪われていく居場所
退職金を盾に威張り散らす夫は、レシートを検分し一時間の説教を繰り返す。
退職金の半分はもう私のものです 【第2話】 奪われていく居場所 のあらすじ
退職金を盾に威張り散らす夫は、レシートを検分し一時間の説教を繰り返す。恵子の外出や友人とのランチまで「誰の金で」と取り上げていく。久しぶりに来た娘・彩の前でも夫は「母さんは俺が躾けた」と暴言を吐き、ついに彩が声を上げる。母を案じる娘に、恵子は静かに「もう決めてある」とだけ告げるのだった。彼女が隠す決意の正体とは。
ここまでのあらすじ(第1話〜2話)
【第1話】 祝いの席に置かれた紙 退職金がふりこまれた祝いの夜、食卓には特上寿司。上機嫌の夫の前に、恵子はビールではなく一枚の紙をそっとすべらせる。そこには「離婚」の二文字。物語は三か月前へさかのぼる。定年退職した夫は「これからは俺の時間だ」と豹変し、専業主婦の恵子を家政婦のようにこき使いはじめた。我慢の日々の始まりと、あの夜へ向かう静かな伏線とは。
【第2話】 奪われていく居場所 退職金を盾に威張り散らす夫は、レシートを検分し一時間の説教を繰り返す。恵子の外出や友人とのランチまで「誰の金で」と取り上げていく。久しぶりに来た娘・彩の前でも夫は「母さんは俺が躾けた」と暴言を吐き、ついに彩が声を上げる。母を案じる娘に、恵子は静かに「もう決めてある」とだけ告げるのだった。彼女が隠す決意の正体とは。